礼拝
『主の祈り』 マタイ6:5-13
「天にいます私たちの父よ。御名が聖なるものとされますように。」(マタイ6:9)
導入
イエス様が山上の説教をされている箇所。内容としてはユダヤ教の人々が慣れ親しんでいる施し、祈り、断食についての内容で、ここでは特に”祈り“について語られている。
イエス様の勧める祈り方
①人前で祈らない
個人的な祈りの場合は、神様にだけ届けばいいのであり、周りから評価されるために行うものではない。
②同じ言葉ばかり繰り返して祈らない
これは、自分の強い思いや願いに囚われて何度も同じことを祈ってしまうことを指す。そういうものから解放されて、もっと自由な、柔らかい心で祈ることを勧められている。
③人々と心を合わせる祈り
②に通じる部分があるが、独り善がりになってはならないことである。祈祷会など集団を代表して祈るとき、心を込めて、みんなと心を合わせる内容を祈ることが大切である。
主の祈り(9-13)
主の祈りは個人としてだけでなく隣人のため、ひいては集団として祈るときにも大切な祈りである。
(11)日ごとの糧を求める祈り
この祈りは自分にとって必要な物を大胆に求めてよいという、非常に幸いなものである。神様は私たちが祈る前から私たちの必要を知っておられ、本当に必要な物であれば、祈りに応えて与えてくださるのである。
また、これは隣人のために祈るためにも大切なことであり、自分よりも貧しく苦しい生活を送っている人がいるかもしれないことを覚え、その人のために日ごとの糧を求めたり、神様に示されたならばその人に実質的な支えをすることも大切である。
(12)罪の悔い改めに関する祈り
自分の罪の赦しだけでなく、隣人のためにもとりなし祈る姿勢が大切である。隣人のことも神様に一切を委ねて、神様の愛と祝福を享受できるように祈る者となりたい。
2025年10月5日(日)