礼拝
『祈り委ねる』 1サムエル1:9-19
「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。」(Ⅰペテロ5:7)
導入
ハンナは不妊の女で、子どもができないことに苦しんでいた。当時、女性が子どもを作ることは重要なことであり、しかも、ハンナの夫のもう一人の妻ペニンナには子があったようで、そのことを煽られていたと思われる。そんなつらい状況にあってハンナはどのように祈ったかを見ていく。
ハンナの祈り方
ハンナの祈り方には2つの特徴がある。一つ目は、自分の心の奥底の扉を開ききって、すべてを神様にさらけ出して祈っていたことである。心を注ぎだして祈っていたともいえる。二つ目は、自分の抱える問題を神様の問題として、全てを委ねたことである。深い悲しみの中にあっても信仰を捨てず、神様とともに歩もうとした姿勢である。
応えてくださった神様
神様は私たちのどんな祈りにも耳を傾けてくださるお方なので、ハンナのように必死に祈る祈りならば尚更のことである。実際、ハンナが祈った直後に、彼女に“神様は必ず祈りを聞いてくださる”という確信が与えられ、食事も喉を通るようになった。また、息子サムエルも与えられ、彼は後に預言者となっている。
私たちも、「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように、翼を広げて上ることができる。走っても力衰えず、歩いても疲れない。」(イザヤ40:31)という御言葉があるように、苦しみの中を通るときにも聖霊に導かれて、神様に祈り続けることが大切である。
まとめ
どんなに苦しい中にあっても聖霊に導かれ、神様にすべてお委ねし、心を開ききって祈り続けることが大切。神様は必ず応えてくださる。
2025年10月19日(日)